コンパクトカー業界に異変が起きているようですがなんですか?

6036801206_576ebae94b_z

車にあまり興味を持たない若い人が増えているなどと言われていますが、それでも国内の自動車を取り巻く環境を見ていると、ある現象に気づきます。それは輸入車の割合が増えていることです。それはつまり富裕層が増えたということではなく、若い女性や中年男性の中にも、国産志向から海外メーカーへの関心へとシフトしている現象が見られることです。現時点で日本において人気のある輸入車をいくつか挙げようと思うと、ドイツのメーカーが筆頭に挙げられる状況は変わりませんが、とくにコンパクトカーの分野ではその車種が拡大しています。
たとえばおしゃれな車だと思ってエンブレムを見てみると「ルノー」であることも珍しくありません。ルノーの中でも「トゥインゴ」をベースにした「ウインド」が人気となっています。この車の魅力は何と言ってもルーフ部分が自動で開閉すること、意外とトランクスペースが広くて実用的であることが挙げられます。日本でもホンダのビートなど、ルーフが開閉するコンパクトカーが人気を誇り、2014年からは再び登場するわけですが、一足早くルノーが人気を集めています。設定が左ハンドルしかなく、日本の道路事情を考慮に入れると走行に問題があると考える人もいれば、あえて左ハンドルに魅力を感じる人もいます。
注目したいのは輸入車の価格設定です。以前は外車に乗りたくても高いという印象から、どうしても乗りたいときには中古車という選択肢が主流でしたが、いまでは新車でも200万円台の車が増えています。無理をして車にお金をつぎ込んで、その他の分野で節約をするという発想ではなくても、普通に国産車をローンで購入するようなかたちで手にすることができるわけです。ウインドの場合も255万円あたりで手に入れることができますので、コンパクトカーを狙うなら外車という選択肢も十分考えられる時代です。これからは国内メーカーと海外メーカーのディーラーに足を運ぶ時が到来します。

この記事をシェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
PAGE TOP