燃費は国産車と輸入車のどちらがいいか?

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燃費はどうでしょうか。輸入車と国産車、燃費に関して比較すると、実は国産車が圧倒的に良いのです。この背景にあるのは、国民性の違いです、国産車の燃費が良いのは、日本国民の多くが低燃費の車種を求めているため、日本の自動車メーカー間での燃費競争が熾烈なものとなっているのです。なぜ低燃費の自動車を求めるのかと言えば、まずはガソリン代の高騰。そしてお得感。いわゆるコストパフォーマンスの面からですね。一方外国の場合、低燃費よりも自動車には走行性を求める気質が根強いのです。
また、アメリカの場合、ガソリン代も一昔前に比べれば高額ではありますが、日本ほどではないため、燃費に関してはそこまで意識するほどのものではないのです。また、低燃費という事はエンジンをあまり作動させない事になります。ともすると走行性が損なわれてしまうのですが、日本人の場合、走行性を楽しみたいユーザーよりも自動車そのものにあまりお金をかけたくないと思っている人の方が多いですから、低燃費の車種でも良いのです。また、これは環境の違いもあります。日本の場合、高速ツーリングよりも小回りの利く車種を求めがちです。日本の道路事情を考えると、道も広くはありませんし信号も多いです。
外国人の中には日本の渋滞を見てびっくりする人も珍しくないと言われているほどですので、高速道路に乗らない限りはそこまでの走行性が求められていないという事情もあります。つまり、低燃費の車種でも十分なのです。その点外国の場合、広い国土ですと都市間の移動でもかなりの距離になりますので、それなりの走行性がなければ苦痛を伴う移動となってしまうのです。ですから燃費よりも移動する上で不都合がないのかどうか。この点が問われるとされているのです。このような事情があるからこそ、国産車は低燃費に特化しないと売れなくなってしまっているとさえ言われているのですが、技術や思想云々ではなく、環境面がとても大きいと言えるでしょう。とはいえ、こちらの燃費のいい輸入車ってあるんでしょうか?という質問の回答にも書かれているとおり、最近は欧州車でも燃費のいい車は増えています。

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